ウェールズ担当のサイモン・ハート大臣はツイッターに投稿した中で、「ウェールス大臣の職を辞退する以外の選択肢は残されていないように思われる」と記した。また、LBCラジオによると、北アイルランド担当のブランドン・ルイス大臣も辞任したという。さらに保健省のエドワード・アーガー副大臣も辞任したとスカイ・ニュースは報じている。スカイ・ニュースによると、アーガー副大臣は「将来について考える」 必要性を感じているという。
また、首相に辞任を迫っていたレベリングアップ・住宅・コミュニティー担当のマイケル・ゴーブ大臣は首相によって解任されたという。
先週、英保守党のクリス・ピンチャー院内副幹事長がロンドンのクラブで酔っぱらって乱暴していたことがわかった。一連の政治家は、ピンチャー氏のあまりかんばしくない過去を知りながら、ボリス・ジョンソン英首相がピンチャー氏を院内副幹事長に任命したと主張した。
ジョンソン首相は謝罪し、「過去を振り返ってみると、彼は間違った行動をした」と認めたが、首相への信頼を失ったとして、閣僚が相次いで辞任した。
テレビチャンネル「スカイニュース」が中継した議会での演説の中で、ジョンソン首相は、「国が経済や予算の問題に直面し、この80年で最大規模の戦争が欧州で起こっているまさにその時、政府は退陣するのではなく、機能し続けることが期待されている。私たちは、この国の人々にとって大切なものに焦点を当て、活動を続けていく必要がある」と表明した。
市場調査およびデータ分析企業「YouGov」の調査によると、英国の保守党の有権者の大多数と国民の3分の2は、ボリス・ジョンソン氏は首相を辞任すべきだと考えている。