ウクライナ危機を原因とする栄養失調、2022年に1300万人、2023年に1700万人=国連食糧農業機関

国連食糧農業機関の主任エコノミストであるマクシモ・トレロ氏は、ウクライナ紛争によって、2022年には1300万人、2023年には1700万人が新たに栄養失調に陥る可能性があるとの見方を明らかにした。
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「ウクライナ紛争の影響だけを見て、栄養失調に直面する人の数は2022年に1300万人、2023年には1700万人増加する可能性があると試算した」とトレロ氏は述べている。6日に発表された国連の報告書では、世界で飢餓に苦しむ人の数は2021年に8億2800万人に達し、この数は、2020年に比べおよそ4600万人、また新型コロナウイルスによるパンデミック以前に比べ1億5000万人増加したと記されている。
国連はこれまでに、穀物不足により食糧危機の脅威にさらされていると繰り返し警鐘を鳴らしている。西側はウクライナの穀物供給を阻害しているとしてロシアを非難しているが、ロシア政府はこうした非難を全面的に否定している。
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