改憲勢力が3分の2議席維持確実 自民・公明・維新・国民など

10 日投開票の参院選で、憲法改正論議に前向きな「改憲勢力」の獲得議席が、非改選を合わせて166に到達した。166は国会発議に必要な総議員の3分の2のラインに相当する。
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9条への自衛隊明記と緊急事態条項新設に力点を置く自民党は直近の民意を得たとして、議論の進展を狙う。だが立憲民主党は「改憲は最優先課題ではない」と主張。改憲勢力の各党の間でも、個別の論点を巡り溝が存在する。与野党合意は見通せない。
改憲勢力は自民、公明、日本維新の会、国民民主4党など。岸田文雄首相は、9条への自衛隊明記といった党改憲案4項目について「極めて現代的な課題」と指摘する。
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