時給92ドルの退役将軍、米大統領夫人を揶揄して職務停止へ

イラク戦争で活躍した米軍のゲリー・ボレスキ退役将軍がジル・バイデン大統領夫人のツイートを揶揄するコメントを行ったことを受け、米軍司令部は調査を開始した。USAトゥデイが報じた。
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大統領夫人は連邦最高裁が中絶に対する憲法上の権利を撤回したことを受け、ツイッターに批判的投稿を行った。
これに対し、イラク戦争で活躍したベテランのボレスキ退役将軍は「あなたがようやく女性の何たるかを分かってくれてとても嬉しい」とコメントした。女性は男性の性的対象でしかないという皮肉が込められている模様。
USAトゥデイによると、ボレスキ退役将軍は司令部の調査が終了するまで、職務停止を命じられたという。元将軍は「上級顧問」として軍に協力しており、コンサルサービスを提供しているという。退役将軍の時給は92ドル(1万2500円)とされている。
バイデン大統領 女性に中絶を容認する大統領令に署名へ
保守派が多数を占める連邦最高裁判所は6月24日、女性の人工妊娠中絶権を認めた1973年の「ロー対ウェイド判決」を破棄し、この分野で独自の規制を行うことを各州に許可した。これを受けて全米50州の大半では州内における中絶を禁止、または制限する方向で調整を進めている。すでにオクラホマ州テキサス州では中絶を禁止する法案が成立しており、他の州にもこの動きが広まる可能性もある。
これまで米国では第1トリメスター(妊娠から13週以内)の中絶について当局が関与することは認められていなかった。一方、第2トリメスター(13週から27週)の段階では母体への影響がある場合を除いて中絶は認められていない。
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