同紙によると、英国農業・環境省は肉製品におけるサルモネラ菌の検出件数が増えていることを確認した。
農業省の情報筋の話として「(当省では)この10年間で欧州全域においてサルモネラ菌が蔓延拡大し、特に抗菌薬への耐性が上がっていることに懸念を抱いている。当局は引き続き状況を監視し、必要に応じて措置を講じていく」と同紙は伝えている。
同紙は、サルモネラ菌は主に乳幼児と高齢者の生命に危険を及ぼす可能性があると指摘。情報筋の話として、2019年と2020年には英国で約400人がサルモネラ菌に感染した経緯を伝えた。
これより前、ベルギー・ビザにある欧州チョコレート工場Barry Callebautが、製品にサルモネラ菌が検出されたことから稼働を停止したことが報道された。6月25日以降に製造されたチョコレート製品の出荷は差止められた。
それ以前にもサルモネラ菌はベルギーの他チョコレート工場で発見されている。キンダー社の製品を製造するアルロン市のフェレロも稼働停止となった。
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