ウクライナでの露特別軍事作戦

ウクライナ南部ヘルソン州 米国製「ハイマース」の攻撃により数百のアパートが破壊、犠牲者の正確な数は不明

ウクライナ南部のヘルソン州ノーヴァヤ・カホフカで現地時間11日深夜、米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース(HIMARS)」の攻撃を受け、数百のアパートが破壊された。正確な犠牲者の数は不明。負傷者が続出している。同市のウラジミール・レオンチエフ軍民政府長がリアノーボスチ通信に伝えた。
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先に、ノーヴァヤ・カホフカにあるウクライナ陣地からの攻撃により、硝石(火薬の原料となる:スプートニク編集部)の倉庫が爆破され、病院や住宅が被害を受けた。犠牲者の中には市の人道支援物資の集積所で勤務していた10代の障害者が含まれている。
レオンチエフ氏は「負傷者を受け入れ続け、救急車も動いているが、死傷者の数は明日(12日)の昼過ぎまで分からない。数十人の負傷者、数百のアパートが破壊され、文字通り多くの人々が亡くなっている。今回のような火災が発生した場合、死傷者の有無を判断するのは非常に難しい」と語った。
また、キリル・ストレモソフ地域行政副長官は、リアノーボスチ通信に対し、ウクライナ軍が米国の高機動ロケット砲システム「ハイマース」を用いてノーヴァヤ・カホフカにミサイル攻撃を行ったとし、水力発電所が損壊することはなかったと伝えた。
米国防総省はこの情報についてコメントしていない。
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