同紙は「サウジアラビアは石油の生産目標を達成するのに苦労しており、これ以上石油を供給することはできない。また、これ以上の石油を供給するには、OPECプラスの加盟国間で合意を得る必要がある」と記している。
同紙によれば、サウジアラビアが石油で世界市場を満たしたとしても、ガソリン価格の引き下げは保証されないという。記事では、ウクライナにおけるロシアの特殊作戦により、ここ数週間、原油価格は不安定に変動していると述べられている。
こうした上で、バイデン氏の中東訪問は、ガソリン価格引き下げの助けにならないと同紙は結論付けている。
米大統領府のジェイク・サリバン顧問(国家安全保障担当)は11日、ホワイトハウスの会見で、ウクライナにおけるロシアの特殊作戦に照らして、バイデン氏は中東に赴き、同地域のエネルギー安全保障支援分野について協議すると述べた。
バイデン氏は、大統領就任後初の中東訪問の一環として、13日から16日にかけてイスラエル、ヨルダン川西岸、サウジアラビアを訪問する。
関連ニュース