中国国防部 米駆逐艦の中国領海侵犯を非難

中国国防部(国防省)は13日、米国の駆逐艦「ベンフォールド」が西沙諸島(パラセル諸島)付近の中国領海に不法に侵入したと発表した。
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中国人民解放軍南部戦区の田軍里報道官は、米国の行動は中国の主権と安全を著しく侵害していると声明で発表した。
田報道官は声明で、「この事実は、米国が南シナ海における安全保障上における恒常的なリスクメーカーであり、南シナ海の平和と安定における最大の侵害者であることを改めて証明するものである」と述べている。
米海軍第7艦隊の報道部は、駆逐艦「ベンフォールド」が国際法に従い、西沙諸島付近の南シナ海での航行の権利と自由を守っていると発表した。
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石油など天然資源が豊富だと明らかになった南シナ海の西沙(パラセル)諸島や南沙(スプラトリー)諸島、中沙諸島(スカボロー礁)といった諸島をめぐり、中国とベトナム、ブルネイ、マレーシア、フィリピンなど7カ国は長年にわたり領有権を争っている。
米国は当事国ではないが中国の主張を認めず、極端な海洋権益の主張を牽制に向けた航行の自由作戦を同海域で実施している。
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