英国人観光客、キルギスの山で雪崩に遭遇 巻き込まれる瞬間を撮影

中央アジアのキルギス国境地帯に連なる天山山脈でこのほど、大規模な雪崩が発生した。その様子を英国人観光客が遠方から撮影していたが、雪崩のスピードはすさまじく、あっという間に巻き込まれていった。
この記事をSputnikで読む
撮影したのは、英国からキルギスへ観光へ来ていたハリー・シミンさん。この日、ガイドツアーで天山山脈へハイキングに訪れていた。
一行がトレッキングの頂点に到達したところで、シミンさんは山の崖から写真撮影のため少し離れた場所へ移動。そうして写真を撮っていると、背後から氷が割れる音がしたという。
振り返ると、そこでは大きな雪崩が発生していた。シミンさんはこの時点で撮影を始めたが、雪崩は一瞬のうちに一行の目の前まで迫り、ついには巻き込まれてしまう。
しかしシミンさんは撮影を続行。すぐそばに避難所があると把握していたため、あえてその場に留まり、近くの岩場に身を隠したという。
この雪崩で、一行には負傷者が出たものの、奇跡的に全員が無事だった。シミンさんはこの出来事を振り返り、インスタグラムの投稿で「あと5分長く歩いていたら、全員死んでいたかもしれない。私たちは幸運だった」と綴っている。
コメント