「ロスアトム」のニコライ・スパスキー副社長は12日、イランの首都テヘランでイラン核エネルギー機構の指導者らと会談し、拡大ワーキンググループを開催した。
ロスアトム社の発表によると、核エネルギーの平和利用分野における両国間の協力に向けて、現状と展望に関する主要な問題を検討したという。双方は、具体的な行動に向けて対話を強化することで合意したという。
イランではロシアの協力によりブーシェフル原子力発電所(国内南西部)の開発が進んでいる。1号機(出力100万kW)の開発にはロシアが参加し、2011年9月にイラン国内の送電網に接続された。現在は2号機の建設が続いているほか、3号機の建設契約が交わされている。2号機の建設は2019年秋に始まり、2021年末には3号機の建設予定地で地質調査が行われた。2号機と3号機の建設は10年間で実施される見通し。
その他、ロシアは原子力発電所の運転に必要な核燃料をイランに供給している。
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