アフリカで鼻血を症状とする未知の病気で3人が死亡

東アフリカのタンザニアで、11人が未知の病気を発症した。3人が死亡、残り8人が隔離されている。地元メディア「Citizen」が医療サービスの責任者、エフィロ・シチヴェール氏を引用し報じた。
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患者の症状として鼻血や発熱、頭痛、衰弱などが確認されているが、エボラ出血熱やマールブルグ熱、コロナウイルスの兆候は認められなかった。地元医師によると、患者と接触した者は全員観察下に置かれているが、症状は現れていないという。
今回のような未知の病気の症例は、リンディ州で7月5日以降に確認されるようになった。タンザニアのサミア・スルフ・ハッサン大統領は、環境悪化の影響がこの病気の発生に関係していると推察する。一部の野生生物種の生態系が大きく損なわれており、そのため人間の居住区間に接近、その結果、人間の健康に影響が生じているとされる。
日本 原因不明の子どもの急性肝炎 新たに4人
世界保健機関(WHO)は4月、これとは別の未知の病気の発生について指摘している。この病気は子どもが発症し、これまで確認されたことのないタイプの肝炎だという。6月25日時点で、WHOは世界中で計920症例が記録されたと報告している。
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