財務省関係者によると、日本側は、ロシア産石油価格に上限を設けることでロシアが「報復」し、ガス輸出を制限、これが日本経済に害を及ぼすおそれがあることを危惧している。イエレン氏は、米国が日本の「エネルギー需要」を満たす手助けをすることができると日本側に保証したという。
米国は、中国、インド、トルコ、その他の国々が米国の案に同意しないことを懸念している。これらの国が「ロシア産石油をさらにたくさん購入する」可能性もある。匿名の財務省関係者によると、イエレン氏は自身の考えを中国とインドの当局者に個人的に述べたが、彼らは曖昧な返事をしたという。
エネルギー分野の専門家ボブ・マクナリー氏によると、「すべてが大惨事に終わる可能性がある」が、欧州や米国とは異なり、「経済的苦痛」に耐えることができるロシアは例外だという。
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