米国、ドイツにあるガスプロムの旧子会社を制裁対象から一時解除=財務省

米国は、ガスプロムの旧子会社である「ガスプロム・ゲルマニアGmbH」との取引を一時的に許可し、カザフスタンの「アルファバンク」子会社に対する制裁を解除した。14日、財務省が発表した。
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米財務省の発表によると、ガスプロムの旧子会社であるドイツ企業「SEFE Securing Energy for Europe GmbH」との取引は、2022年12月16日まで可能。今年5月まで、制裁下にもかかわらず、同社との特定の取引を許可する同様のライセンスが有効となっていた。
また同省は、カザフスタンの「アルファバンク」子会社(「JSC Alfa Bank」)を制裁対象から外すと発表した
米国、ロシアとの肥料・食品に関する取引を許可=財務省
「ガスプロム・ゲルマニアGmbH」は5月、ロシア政府による報復制裁のリストに含まれた。また、「アルファバンク」は4月上旬に米国の制裁対象となっていた。
ウクライナにおけるロシアの特殊作戦開始後、欧米はロシア政府に対し制裁圧力を強めた。多くの国がロシアの資産凍結を発表し、ロシアからのエネルギー供給を放棄する声も大きくなってきた。このため、欧米では燃料や食料の価格高騰に直面し、問題となっている。
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