ロシアに対する西側の一方的な制裁は世界的な不況につながる=ロシア外務省

ロシア外務省のセルゲイ・ヴェルシニン副外相は持続可能な開発目標に関する政治フォーラムで、西側諸国がロシアに対して課した一方的な制裁が、世界的な景気後退をもたらすだろうと語った。
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ヴェルシニン副外相は「パンデミックの間に西側諸国のマクロ経済、食糧およびエネルギー政策でなされたミスは、ロシアの特別作戦の開始のずっと前に世界の商品市場の不安定さの急増につながった」と語った。
同氏は「パートナーが責任を他人に移し、一方的な制裁のスパイラルを解き放つ試みは、IMFによれば、西側諸国自体のインフレにつながり、さらに差し迫った世界的な景気後退につながるだろう」と付け加えた。
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これより前、プーチン大統領は、欧州はロシアのエネルギー資源の代替源を躍起になって探しているものの、それがガス価格の高騰を呼んでいると指摘し、このこと全てが、「対露制裁がはるかに大きな損害をもたらすのは、まさに制裁を発動する国であることを改めて示している」と述べていた。
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