ウクライナでの露特別軍事作戦

米国製ミサイルでクリミア半島を攻撃へ=ウクライナ国防省

ウクライナ軍の参謀本部は、米国製ミサイルを使用してクリミア半島への攻撃を検討している。ウクライナ国防省中央情報管理局のワジム・スキリビツキー報道官が記者会見で表明した。
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報道官は記者団からの質問に答えた中で、米国製の高機動多連装ロケット砲HIMARSとM270をクリミア領内の標的に対して使用する可能性を指摘した。報道官によると、ウクライナ軍はロシアの黒海艦隊に対し、これらの兵器を積極的に使用するという。
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また、アレクセイ・アレストビチ大統領室長補佐官はクリミア大橋を破壊するためにこれらの兵器を使用する方針を表明した。ウクライナ軍はロシア領に対する米国製ミサイルの使用を禁じられている。そのため、ウクライナ領内の攻撃目標、及びウクライナの海域に接するクリミア大橋を攻撃目標とする方針を表明した。アレストビチ氏は「ウクライナ領内で標的は足りている。ちなみに、クリミア大橋はウクライナの領海内を通過している」と発言した。先にウクライナ軍の幹部もクリミア大橋が最も重要な攻撃目標になるとしていた。
クリミア大橋はロシア連邦クラスノダール地方のタマン半島とクリミア共和国のクリミア半島の間を結んでおり、全長は18.1キロ。ウクライナ側がクリミア大橋を破壊すれば、クリミア半島はロシア本土から切り離される。
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