中東諸国、露中との関係強化に関心失う=ホワイトハウス

米ホワイトハウスの高官は、ロシアと中国との関係を強化することを計画している多くの中東諸国がそうした願望を失ったと表明した。米国政府がスピーチのトランスクリプトを発表した。
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同高官は「たとえば18か月前にこの中東地域にいたとしたら、リスクを軽減するための本当に意味のある取り組みについて聞くことがあったと思う。多くの首都でロシア、さらには中国に向けた実際の動きがあった。実際、この動きは中止され、多くの場合に逆転された」と述べた。
同高官によると、それにもかかわらず、中東諸国はロシアと中国との関係を維持し続けているが、多くの重要な分野でのパートナーシップに関しては、米国が彼らにとって絶対的な優先事項であるという。
一方、ワシントン・ポスト紙は、原油増産の合意を実現するために行った米大統領のサウジアラビア訪問は、ロシアにとって予想外の勝利に変わる可能性があると書いている。
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また、ロイター通信によると、サウジアラビアは夏の冷房需要に対応し、自国の石油を輸出用に解放して発電所に電力を供給するために、今年の第2四半期にロシアの燃料油の輸入を倍増させた。
これより前、ジョー・バイデン大統領はサウジアラビアを訪問した中でサルマン国王やムハンマド皇太子と会談した。大統領はサウジアラビアが原油の増産に踏み切ることで、原油市場の安定に向けて協力することを確認した。
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