フランス ガスと電気の高騰で製造業界に危機=ル・モンド紙

フランスの実業家や企業の代表者は、電気やガスの価格上昇による製造業界の危機やコスト上昇を懸念している。仏紙ル・モンドが業界の代表者を引用して報じた。
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ある企業の責任者は、2021年に、2022年に1メガワットあたり80ユーロで契約を締結するようにアドバイスされたと述べた。この企業者は「私はそれが高すぎると判断した。現在、スポット価格は、42ユーロの原子力発電所からの電力の従来の料金の19倍である。1メガワットあたり800ユーロで、我々は単にお金を失うだろう」と語り、自身の企業はエネルギーコストの増加に関連していると付け加えた。
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エネルギーコスト削減コンサルティング会社であるEnopteaの専門家であるヤン・ドルボ氏は、2022年に大幅に値上がりした電気とガスの価格が2023年には2倍高くなると説明した。同氏は「自社の顧客は消費を減らすため、機械を交換し、生産ユニットを変更する用意がある」と語った。さらに報道によると、実業家らはロシア産ガス供給の完全な停止の脅威を懸念している。
これより前、英国では住民が大々的に電気代の支払いを拒否する動きが起きていると報じられていた。
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