先にポーランドではユーロに移行する用意が出来ていないとの声が相次いで表明されていた。ポーランドは欧州連合に加盟しているものの、自国通貨を使用しており、ユーロへの移行時期について期限は設けていない。カチンスキ党首は次のように表明した。
「エストニアを見て欲しい、リトアニアを見て欲しい。あちらではどこでもインフレが我々の国より遥かに激しいものの、対処の術はない。金利引き上げさえできない。ユーロに移行していれば、我々は2008年から2010年の危機の時に殺されていただろうし、今日の状況ではさらに影響を受けていただろう。弱い経済国はいずれもユーロで損をするだけだ。誰がユーロで得をするか。ドイツ、そしていわゆるドイツ周辺のクラスターだ。それはつまりオランダ、ベルギーの一部、オーストリア、ルクセンブルグだけだ。ユーロは生活水準、需要、GDPを低下させる」
このようにカチンスキ党首は発言し、ユーロへの移行を支持するロビー活動家らは他国の利益を保護していると批判した。
関連ニュース