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米テキサス大研究チーム、輸血によるアルツハイマー病治療を提案

米テキサス大学ヒューストンヘルスサイエンスセンター(UTHelth)の研究チームは、新たなアルツハイマー病治療方法を提案した。輸血により脳アミロイドを攻略するものだ。研究結果が学術誌「Molecular Psychiatry」に発表されている。
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研究チームが実験過程において、トランスジェニックマウス(遺伝子改変マウス)に輸血を行ったところ、脳アミロイドの形成が40-80%減少したことが明らかになった。さらにこの方法は、病状のある高齢者の空間記憶を改善させ、その後のアミロイド成長を抑えることも分かった。現時点ではこれら効果のメカニズムは解明できていないが、専門家は、脳ペプチドの再分布によるものだと推定している。
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