同省が所有する自衛隊施設の4割以上が旧耐震基準で建設。その多くは耐用年数を超過している。施設の老朽化は隊員の練度や士気にも影響しかねない。岸田文雄首相が防衛費増額へ強い意欲を示す中、予算確保の機会と判断した。 施設改修などが後回しになった背景には、予算の多くが戦車や航空機、護衛艦といった装備品に割かれてきたという事情がある。現在も使われている明治時代の施設があるほどだ。(c)KYODONEWS