京アニ放火事件から3年 裁判の見通し立たず

日本の「京都アニメーション」のスタジオが放火され、社員36人が死亡、32人が重軽傷を負った事件は18日で3年となった。
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NHKなどの日本のマスコミによると、「殺人や放火などの罪で起訴された被告の裁判は始まる見通しが立っていない」。
朝日新聞は、裁判では「被告の刑事責任能力が大きな争点になりそうだ」と指摘、「しかし、京都地裁での初公判の日程は決まっていない。争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きの期日は未定のままで、関係者の協議が続いているとみられる」と報じている。
18日、現場の跡地では追悼式典が開かれた。朝日新聞によると、京都アニメーションの八田英明社長は同日、報道陣の取材に応じ「何でこんな事件が起きたのかということはずっと考え続けていますし、本当に申し訳ない。(追悼式では)みんなを守れなかったということ自体はおわびして、ご家族の皆様にもその気持ちはお伝えさせていただきました」と話した。
京都アニメーションは18日、同社公式ユーチューブチャンネルで追悼のための映像も配信した。追悼映像でははじめに1分間の黙とうを呼びかけたあと「皆に会いたいと願い続けたこの3年間は、一瞬のようにも、永遠のようにも感じられます。悲しみに負けてしまいそうになったとき、私たちを支え、導いてくれたのは、仲間と過ごした日々、そして皆で語り合ったアニメーションへの想いでした。大切な仲間に対し、謹んで哀悼の意を評します。大切な仲間に対し、謹んで哀悼の意を評します」と表示され、続いて遺族や同僚のスタッフなどから追悼のメッセージが伝えられた。
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