ジャバー氏は、石油の高コストが今後数年間で世界市場で見られると予測している。
同氏は、これにはOPEC+の生産者が常に需要と供給の規制に努める必要があると述べた。 ジャバー氏は「OPECには、生産を測定および制御し、既存のバランスを維持するためのツールを維持してもらいたいと思う。これについてはパートナーと話し合う」と述べた。
これより前、米国のジャネット・イエレン財務長官は、ロシア産石油の価格上限が導入されなかった場合、石油価格が上昇する可能性があると語っていた。
欧州連合(EU)と米国が導入したロシア産石油の禁輸措置は価格の急激な上昇を引き起こし、ロシアは大量の石油をインドや中国をはじめとした別の市場へ送り、輸出は減少し、割引価格で販売しているものの、収益はむしろ増えた。
一方、EUと米国は、インフレの形での負の波及効果を含む損失を被っている。
これを背景に、G7首脳会議は、ロシア産石油価格に上限を設ける検討に入ることで合意した声明を採択した。
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