米国は中東で影響力を失っている=トルコ紙

自らを中東の「マスター」と見なしている米国は、この地域での影響力を失っている。トルコのCumhuriyet紙が報じた。
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中東諸国を訪問した米国のジョー・バイデン大統領は、中東諸国と関係を深めるロシアや中国を牽制し、米国が中東で活動を続けると述べた。一方、中国とロシアとアラブ諸国やイスラエルとの関係は発展し、深まっている。
記事の著者は、中国が「主権の尊重」に重点を置いて対応した米大統領の声明の「帝国主義」の性質を指摘した。
同紙によると、中東には真空はないが、米国の「帝国主義」は過剰にある。この過剰は永遠ではなく、ワシントンの覇権の弱体化は「米国の中東」の崩壊を確実にするという。
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また、著者は新しい多極世界が中東諸国の「多国間」外交政策の実施に貢献していると指摘した。
これまでにバイデン大統領はサウジアラビアを訪問した中で同国のサルマン国王やムハンマド皇太子と会談。サウジアラビアは7月と8月に予定していた原油の掘削量を50%引き上げることを約束したという。
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