羽生選手はフィギュアスケート男子シングルでソチ五輪、平昌五輪の2大会を制し、2018年には国民栄誉賞を受賞。3連覇を狙った今年2月の北京五輪は4位に終わった。その後の現役続行については明らかにしていなかった。
羽生選手は会見の冒頭、「自分のことをここまで応援してくださったファンの方を含め色々なことを考えながら深くお礼を申し上げます」と感謝の気持ちを表した。
そのうえで「プロのアスリートとしてスケートを続けていくことを決意しました」と述べた。今回の決断について「自分の口から決意を言いたいと思っていたので、大切な人たちには言うことはできなかった」と説明。
今後については、北京五輪でフリーの演技に組み込んだ4回転半ジャンプに関して「より一層取り組んで、皆さんの前で成功させられることを考えながら、これからも頑張っていきたい」と話した。
「4回転半ジャンプを含めてこれからも挑戦をしてフィギュアスケートを大切にしながら羽生弓弦の理想を追い求めながら頑張っていきたい」と結んだ。
昨シーズン初め、日本のフィギュアスケーター、羽生結弦選手は、全日本 選手権にしか出場せず、グランプリシリーズや四大陸選手権といったすべ ての大会への出場を見送った。 北京冬季五輪では、羽生選手は4回転アクセルにチャレンジし、このジャ ンプを飛んだ世界初の選手として認定された。しかし、個人順位では、羽 生選手は4位(283.21)に終わり、米国のネイサン・チェン選手 (332.60)が金メダルを獲得、鍵山優真選手(310.05)、宇野昌磨選手 (293.00)が続いた。羽生選手がコーチ不在で大会に挑んだのはこれが初 めて。 大会で右足首の怪我が悪化、羽生選手は回復に多くの時間を割くために世 界選手権への出場を見送った。宇野昌磨選手が世界選手権で金メダルを獲 得している。 オフシーズン中、羽生選手はアイスショー『ファンタジー・オン・アイス 』の公演で、日本の4都市で演技を披露している。
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