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今までありがとう、羽生結弦さん! 羽生選手に関するプルシェンコ、メドベージェワ、その他のフィギュア関係者の過去の発言

羽生結弦選手は、その競技人生の中でフィギュアスケートの最も権威ある大会のタイトルを総なめにしただけでなく、さまざまな国のフィギュアスケート選手や忠実なファンたちから愛され、認められた。
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「スプートニク」が、羽生選手に関するさまざまな時代の審判員、振付師、五輪メダリスト、世界選手権優勝者などの発言を振り返る。
ロシア人審判員でソ連フィギュアチャンピオン2冠(1963年、1965年)のアレクサンドル・ヴェデニン氏(74):「今まで幾度も繰り返してきましたが、羽生結弦は違う星から来たんですよ。地球上の世界選手権に出てはいけないんです。だって別の惑星の人なのですから」
振付師で五輪アイスダンス銀メダリストのイリヤ・アベルブフ氏:「例えば羽生結弦選手。これは全プロデューサーの夢です。彼は宇宙的なフィギュアスケーターです!氷上の羽生選手は表現に富み、カリスマ性に満ち、別の惑星から来た人間のようです」
フィギュア 羽生結弦選手 プロ転向の考え 記者会見
彼には感嘆している。私はモスクワでの彼のSPに魅了された。長らく、これほど完全な感嘆を氷上の出来事から受けなかった。彼は全くの天才だ。羽生選手は音楽的なニュアンスを全て感じ、非常に正確にそれを伝える。彼はスケート靴を見事に操り、最も強力なジャンプという武器を備える。それに加え、彼独自の芸術性、洗練性、内面の強い性格。他の選手が小心さを露呈してリスクを取らない場面で、羽生選手はジャンプし、全てを最大限に演じる」
世界選手権女王で五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ選手:「羽生選手は世界を代表する偉大なフィギュアスケート選手としてだけではなく、アスリートとして世界有数の強さを持った素晴らしい選手だと思います。カリスマ性もあり、人間としても自身の心の強さを知る、尊敬できる選手です。羽生選手と同じリンクに立つことは、全世界のどんなフィギュアスケート選手も夢みていますよ。一緒に練習していると、彼から学ぶことが非常に多く、私にとっては有意義な時間で、プラスになることが多いです。彼は本当に目的にむかってまっしぐらに進む、鍛えぬかれた選手です」
五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏:「(日本には)全体的なシステムがある。私はひと滑りして、スポーツマンに全体的なフィジカルトレーニングの専門家が数人ずついて、それぞれに個人的な医者やチームがあり、正しい回復と食事をしている。当然、結果が出る。私たちのシステムがどうかはしらない。誰も傷つけたくないしね。だけど、日本でどう行われているかはよく知っている」
ロシア選手権王者のマルク・コンドラチュク選手: 「ユヅル・ハニュウそれともネイサン・チェンか?ハニュウです。とはいえ、私はチェンがとても好きです。彼には新しい現代的なプログラムがあり、それを見るのは興味深いです。彼のステップは卓越しています。でも、私は子どもの頃からハニュウが好きです。彼はフィギュアスケートの天才だと思っています」
羽生結弦選手は、大会で史上初めて4回転ループを成功させた選手(国際大会2016オータム・クラシック・インターナショナルのSP)。また史上初めてSPで100点、フリーで200点、合計300点越えを達成した。SP、フリー、合計の世界歴代最高得点保持者。
2004年にISUジャッジシステムが導入されてから、男子シングルで最も多くの世界記録を樹立した(計19)。2022年冬季五輪ではクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦、回転不足と判定されたが、ISU公認大会で世界初認定された。
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