毎日新聞などによると、宇野選手は羽生選手を親しみを込めて「ゆづくん」と呼び、フィギュアスケート界をけん引してきた羽生選手の功績を称え、次のようにコメントしている。
「ゆづくんの存在がとても大きかったです。今まで誰も成し遂げたことのないことを成し遂げる、それがどれだけ大変なことであっても最前線を何年も何年も走り続けていく姿勢は誰もまねできないですし、背中を追い続ける僕にとっては大きな道標でもありました」
また、「アスリートとしてではなく、普通の20代の男性同士としてゆっくり言葉を交わせる機会を作ってもらえたらうれしい」としている。
羽生選手は昨シーズン初め、全日本選手権にしか出場せず、グランプリシリーズや四大陸選手権といったすべ ての大会への出場を見送った。 北京冬季五輪では、羽生選手は4回転アクセルにチャレンジし、このジャ ンプを飛んだ世界初の選手として認定された。しかし、個人順位では、羽 生選手は4位(283.21)に終わり、米国のネイサン・チェン選手 (332.60)が金メダルを獲得、鍵山優真選手(310.05)、宇野昌磨選手 (293.00)が続いた。 大会で右足首の怪我が悪化、羽生選手は回復に多くの時間を割くために世 界選手権への出場を見送った。オフシーズン中、羽生選手はアイスショー『ファンタジー・オン・アイス 』の公演で、日本の4都市で演技を披露している。
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