2027年までに英国が新型戦闘機をテスト 日本はパートナーになり得るか?

英国は、2027年までに第6世代となる超音速戦闘機のプロトタイプのテストを開始する。イタリア企業「レオナルド」は以前、同プロトタイプの作業に携わっていたが、英国政府は日本の防衛コンツェルンをプロジェクトに参加させる可能性を検討していた。フィナンシャル・タイムズ紙が報じた。
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報道によると、英国の防衛機関では、「超音速技術は戦略的に重要であり、国家安全保障にとって不可欠な部分になるべき」と理解されている。これに関連して同国政府は、新世代の超音速ステルス戦闘機「テンペスト」の開発作業を強化することを決定した。
英国企業「BAE」が開発を主導するデモサンプルの初飛行テストは、2027年までに開始されることが予定され、2035年までに就航されることになる。
日本を防衛するのは37年以上前に製造された戦闘機
英国政府はまた、イタリアと日本との三国間防衛協力プログラムの開始を発表している。特に三菱重工業がプロジェクト「テンペスト」に参加する可能性がある。
同紙によれば、日本の英国の戦闘機開発への参加は、日本がこれほど重要な防衛プロジェクトにおいて米国のパートナーの地位を否定する初めてのケースとなり、軍事技術やノウハウをパートナー国と共有しようとしない米国に対する日本政府の懸念が反映されたものだという。
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