2022年3月、定期点検中の高浜原発3号機に伝熱管の損傷が見つかった。これを受け、関西電力は同原発3号機の運転再開時期が当初の予定より遅れるとしていた。
同社によると、全体の配管の洗浄などを終えたことから、23日に運転を再開し、26日に発電と送電を再開する見通し。この運転再開で、北海道と沖縄を除く全国の電力供給の余力を示す「予備率」は、7月は0.1%、8月は0.5%改善する見込みだという。
日本の当局は、原発の再稼働に大きな関心を寄せている。現在日本では電力需要は厳しい状況にあり、冬に近づくにつれてさらに深刻化すると予想されているためだ。岸田文雄首相は14日、今冬に最大9基の原発の稼働を進めるよう萩生田経済相に指示したと明らかにした。日本経済新聞によると、この9基は西日本に位置し、東日本の原発は含まれていない。
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