米国、同盟国と共同で高機動ロケット砲を計20基以上ウクライナに供与へ=米軍制服組トップ

米国とその同盟国はウクライナに対し、高機動ロケット砲システム「ハイマース」(HIMARS)をあわせて20基以上供給する。そのうち12基はすでに供与済み。米軍の制服組トップ、マーク・ミリー統合参謀本部議長が記者会見で明らかにした。
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米国はすでにウクライナに対し、「ハイマース」を12基供与しており、今後新たに供与するものを含めると、その数は合計で20基に達する。 ウクライナへの軍事支援を提供する国々と開催した4度目の会合終了後にミリー氏が記者団に明らかにした。
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米国が新たに発表する追加の軍事支援には「ハイマース」4基が含まれている。これらの兵器は精密な攻撃が可能な誘導ミサイルと共に供与されるが、ミサイルの射程は80キロに制限されていることから、ロシア本土に到達する可能性はない。
ウクライナ側はロシア本土への攻撃が可能な長距離ミサイルの供給をこれまで要請していた。米軍が持つ戦術ミサイルの射程は最大300キロに達する。
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米軍はロシアによる特殊軍事作戦開始以降、ウクライナにこれまで73億ドル以上(約1兆円)の軍事支援を行ってきた。
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