試合中、ロボットは駒を奪い、自分の駒をそこに置いたが、少年は急いで対抗する手を打ち始めた。すると、ロボットは相手の指を掴み、強く締め付けた。周囲の人たちが駆け付け、少年の指を引き抜いたが、すでに骨折していた。
スマギン副会長は、「少年は大丈夫だ。 早く治るように指はギプスで固定された。安全に関する一定のルールがあるが、おそらく、少年は持ち時間不足でこれに違反し、駒を打つ際に、待たなければいけないことに気が付かなったようだ。これは極めて珍しいケースで、私の記憶では初めてのことだ」と語った。
同氏によると、少年を負傷させたロボットは15年前からプレイしている。今のところ、ロボットが参加する大会を禁止するという話にはなっておらず、ロボットは全く安全だという。
「このロボットはユニークで、これまで人だかりの多いたくさんのオープンエリアでパフォーマンスを披露してきた。このロボットがどれだけの大会に参加したかを考えると、この事件には驚かされる」