欧州委員会(EC)は20日、ガス需要削減のための新たな計画を提案した。8月1日から2023年3月31日の間に、ガス需要を15%削減するという自主的な目標の導入をEU全加盟国に提案している。実現すれば450億立方メートルの節約になる。
シーヤールトー外相は、欧州委員会が行う可能性のあるガスの分配や提案について、「これは、いくつかの声明あるいはフィルターバブルを基に我々の立場を定めるのに、きわめて重要な問題である」とし、もし書面で、検討の余地のある提案が示された場合には、それについて調査すると述べた。動画はSNSのアカウント上で公開された。
一方、シーヤールトー外相は、欧州委員会の提案は、これまでに欧州諸国の政治家らが発言してきた内容と矛盾するとした上で、このように述べた。
「この数ヶ月、主要な西欧の政治家たちの口から、彼らの決定したことが発表されている。彼らは代替エネルギー源を見つけ、別の国から天然ガスを購入し、ロシアへの依存から脱却したと説明している。ではなぜ懸念する必要があるのか。天然ガスの輸入はイデオロギーの問題ではない、またコミュニケーション・ツール上ではなく、実際に解決するべき問題であることが証明された。まもなく、暖房が必要な季節になるが、そのときになってガスがある、ガスがないと言っても意味がない」
またシーヤールトー外相は、西欧諸国の外相たちはこの問題の進捗状況について、控えめな発言をすべきだと指摘した。
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