日本 「穀物輸出」を歓迎、重要な一歩とみなす=外務省

日本は、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連によって合意された「穀物輸出」を歓迎し、世界的な食料危機を克服するための重要な一歩とみなしている。外務省が23日に発表した林芳正外相の談話の中で述べられている。
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トルコ・イスタンブールで22日、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連が、ロシアの輸出制限を解除し、ロシアによるウクライナ産穀物の輸出を可能にする協定に署名した。この協定は、オデッサなど3港から黒海経由でウクライナ産穀物、食料、肥料を輸出するというもの。
外務省が発表した林外相の談話では、次のように指摘されている。
「我が国は、今般、ウクライナからの穀物輸出の再開に向け、黒海の港湾の事実上の封鎖を解除するため、4者が合意に達したことを歓迎します。本格的な穀物輸出の再開に向け、解決すべき課題が残りますが、今回の合意は、世界的な食料危機を克服するために重要な一歩です」
日本は食糧難の危機に直面するか?
林外相はまた、「今回の合意が着実に実施されるかを注視しており、全当事者が、早急に穀物輸出を再開するために必要な取組を迅速に行うことを期待します」と強調した。
日本は今月上旬、ウクライナにおける穀物危機の支援のため、国際連合食糧農業機関(FAO)に1700万ドル(約23億円)を拠出した
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