日本の外交政策、特に対ロシア方針への変更について、全ロシア社会団体「ロ日協会」のオレグ・カザコフ氏は次のように指摘する。
「ロ日関係は急速にリセットされつつある。難しい問題に関する交渉などあり得ない。平和条約交渉のテーマが持ち上がるのは、ロシアも日本も新たなトップになった時だろう。5年になるか、10年になるか...今はそのテーマにロシア側も日本側も関心がない」
カザコフ氏はさらに、中国や北朝鮮による外的圧力が高まる中で、日本国民は憲法9条改正を問う国民投票で決定をするかもしれない、と指摘する。
本イベントのゲストで政治学博士、ロシア科学アカデミー東洋研究所のワシーリィ・モロジャコフ主任研究員は7月8日事件の「ショックは大きい」が、日本には何も根本的な変化は起こっていないと述べた。ただし「警察など治安機関の徹底的調査」を除いては、とした。
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