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窓のように透明な太陽電池パネル 研究者らが開発

屋外に設置し、太陽光で発電するために使う太陽電池パネル(ソーラーパネル)。そのパネルが半透明のものが、国際研究チームによって開発された。この半透明の素材は、窓ガラスに使うこともできるという。
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従来の太陽電池パネルはシリコン結晶でできているため不透明な素材だった。研究チー ムが今回作ったパネルの透明度は50%で、緑がかった色合いをしていることから、窓 の素材として使用することが可能だという。
研究者らは、透明な太陽電池パネルは、オフィスや家庭、工場に設置できるため、新 たなエネルギー革命を起こす可能性があると指摘している。また、研究者らが今回開発 した手法により、パネルの大規模生産が可能となった。
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透明なパネルはどうやって作られる?

研究チームは、有機層と金属層の間にパターン化したプラスチックの薄い断片を挟み 、それを分離することで、パネルのセル内に流れる微細な電気的接続を実現する方法 を開発した。この手法により、研究チームは今までで最も高い効率(10%)と30年の寿命 を持つ特殊な太陽電池パネルを開発することができた。
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