ウクライナ産穀物を積載した船はロシア、トルコ、第三国が護送する=露ラブロフ外相

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、黒海でウクライナ産穀物を積載した船舶は、ロシアおよびトルコとともに第三国が護送すると明らかにした。第三国については後に決定されるという。
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ラブロフ外相は24日、アラブ連盟加盟国の大使らとの会談で「イスタンブールでは、このような合意に達することができた。ウクライナは機雷を撤去し、船舶を海洋に進出させ、ロシア、トルコ、そして後に決定される第三国がボスポラス海峡まで船舶を護送する」と語った。
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ラブロフ外相は、イスタンブールでの合意と同時に署名されたロシア・国連間の協定は「国連事務総長に、そのプロセスを開始し、欧米諸国を説得してロシア産穀物の輸出に課されたすべての制限の撤廃を決定させることを義務付けた」と指摘した。
また、ラブロフ外相は、食料は反ロシア的規制の直接的な対象ではないにもかかわらず、食料を積載したロシア船が外国港に寄港すること、また穀物輸入のために外国船がロシア港に寄港することに制限がかかった上、支払いや保険の仕組みに制約がかかり、世界的に食料危機を悪化させたと強調。今回の危機はロシアが原因ではなく、新型コロナウイルス感染拡大によるサプライチェーンの混乱、欧米諸国が食料や医薬品購入に向け無秩序に造幣したこと、北アフリカ地域で4年連続干ばつが起きたことが原因だとラブロフ外相は付け加えた。
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