欧州委員会(EC)は20日、ガス需要削減のための新たな計画を提案した。8月1日から2023年3月31日の間に、ガス需要を15%削減するという自主的な目標の導入をEU全加盟国に提案している。実現すれば450億立方メートルの節約になる。
同紙によると、EU加盟国は、義務的目標には、各国のロシア産ガスへの依存度や、すでに貯蔵に回されているガスの量などを考慮するべきだと表明した。EU加盟国によると、ガスを他の加盟国に供給する余力がある国には例外を認めることができる。EUの単一市場にとって重要とみなされている産業も、厳しい要件から除外されるべきだとEU加盟国は考えている。
同紙は「加盟国は、需要削減を達成するために適切な手段を自由に選択すべきである」という草案文書の一部を引用している。
草案によると、EUの代替案が拘束力を持つには、少なくとも5つの加盟国が要請を行う必要がある。その際、加盟国の過半数の承認が必要となる。
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