米国の「対露戦略」は奇妙 元米上院議員が指摘

米バージニア州出身のディック・ブラック元上院議員は、米指導部は対露制裁によって自らの手で自国を袋小路に追いやったと明言した。ブラック氏はツイッターを通じてこの見解を明らかにした。
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「高い燃料費を払ってまでプーチン非難を行うのはもう止めるべきだ。ロシアは石炭、石油、天然ガスの禁輸は行っていない。禁輸に踏み切ったのは米議会だ。別の場所で真犯人を探すのはもうやめよう。なぜなら真犯人がいるのは我が家(編集:米国)だからだ」
ブラック氏は、欧州の行動原則も似たようなものであり、EUは「ノルドストリーム」を通じたガス供給の大幅削減を口にしながら、この事態をうんだ原因が予定通りにタービンの修理を行おうとしなかったカナダにあることは認めようとしないと指摘した。
ブラック氏は、西側のこうした政策は多大な経済損失を出し、合理性に欠け、破壊的と指摘している。
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ウクライナの非軍事化およびナチス主義を封じるためのロシアの特殊軍事作戦開始後、西側諸国は対露制裁を強化。多くの国がロシアの資本を凍結し、ロシア産エネルギーの禁輸を大声で唱えた。こうした政策はすべて欧米に跳ね返り、食糧、エネルギー価格の高騰を招いた。
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