同紙によると、ヘンリー王子の回顧録を担当した作家のJ・R・メヒンガー氏が、夏の初めに原稿を仕上げたとのこと。
出版社の関係者は、「原稿は完成しており、すべての法的な手続きも済んでいる。出版日は一度延期されたが、今年の年末を予定している」と同紙に明らかにしたという。
英紙「デイリー・メール」によると、米国の出版社「ペンギン・ランダムハウス」は、年内に、つまり感謝祭かクリスマスに間に合うように回顧録を出版する予定だという。
ヘンリー王子によると、回顧録は「感動や心からの偽りのない」ものを示すもので、人生における「浮き沈み、過ち、学んだ教訓」が盛り込まれるという。しかし、ザ・サン紙は、王子の人生に関する事実の公開をめぐって英王室内にさらなる亀裂が生じることが懸念されると指摘している。
デイリー・メールによると、回顧録にはヘンリー王子の母ダイアナ妃との思い出や、両親の結婚生活の破綻が描かれる可能性がある。専門家にとって大きな問題は、この本がヘンリー王子の父チャールズ皇太子、兄のウィリアム王子、継母のカミラ夫人をどう描くかだという。
報道によると、ヘンリー王子から近々発売される回顧録について知らせた英王室関係者はエリザベス女王だけだった。
ヘンリー王子夫妻は、2年前の2020年初頭に英王室と対立し、英国を離れた。2021年3月、オプラ・ウィンフリー氏が司会を務めるインタビュー番組に出演した夫妻は、親族が2人に無関心で、常に圧力をかけ、人種差別さえしていると非難した。この番組が放送されて以来、ヘンリー王子夫妻と英王室との関係はぎくしゃくしたままである。
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