ラブロフ外相は24日、エジプトでの会談を皮切りにアフリカ歴訪を開始した。翌日にはコンゴ共和国に到着し、28日までにエチオピアとウガンダを訪問する。6月下旬、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は、プーチン大統領のイラン訪問について「プーチン氏とロシアの孤立の度合いを示している」と述べた。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、これを「根本的に欠陥のある評価」だとした。
プライス氏は、25日の会見で、プーチン大統領のイラン訪問、ショイグ国防相のトルコ訪問、ラブロフ氏のアフリカ歴訪について、ロシアの孤立にまつわる米国の主張という文脈で評価するよう求められた。
プライス氏は、「ロシアは、自らの行動がのけ者扱いされることにつながると認識していることが明らかになりつつある」とし、「ラブロフ外相がロシアの不満を抑えようと各国と関わる機会を模索していることは明らかである」と語った。
ロシアが誰と話し、各国から何を聞くかについて、米国はほとんど関心がないという。プライス氏は、G20フォーラムや国連のプラットフォームからの「メッセージ」に言及し、ロシアの行動を評価する上で「幅広い合意」が示されたと主張した。
ロシア政府は、欧米諸国との関係悪化が悲劇となることはないと繰り返し発言している。ロシア政府は、ロシアに制裁を科している国が世界のすべてではなく、経済戦争に勝ちたいとする欧米の主張の外に、現実的な協力の姿勢を持つ国々と関わる機会は多くあると指摘してきた。
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