知床観光船事故 クナシル島で発見の遺体、サハリンの港で引き渡しへ

北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、今年5月にクナシル島(日本表記:国後島)で見つかった男女2人の遺体について、日本への引き渡しはサハリンの港で行われる見通し。日本政府の発表をもとに日本のメディアが報じた。
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木原誠二官房副長官によると、ロシア側は2人の遺体について、サハリン島のコルサコフ港で海上保安庁の船舶への引き渡しを希望している。ロシア外務省が25日、駐日ロシア大使館に口頭で伝えたという。
これについて木原官房副長官は「人道的観点から一日も早く引き渡しを実現できるようロシア側と調整を進めたい」と述べた
知床観光船沈没、露サハリンで発見された遺体が乗客のDNAと一致
行方不明となっている乗員乗客の捜索は現在も続けられている。北海道警察が26日から稚内沖を中心に3日間の集中捜索を開始したほか、網走市では運輸安全委員会が事故原因究明のため「Kazu 1」の船体の調査を実施した。
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