木原誠二官房副長官によると、ロシア側は2人の遺体について、サハリン島のコルサコフ港で海上保安庁の船舶への引き渡しを希望している。ロシア外務省が25日、駐日ロシア大使館に口頭で伝えたという。
これについて木原官房副長官は「人道的観点から一日も早く引き渡しを実現できるようロシア側と調整を進めたい」と述べた。
行方不明となっている乗員乗客の捜索は現在も続けられている。北海道警察が26日から稚内沖を中心に3日間の集中捜索を開始したほか、網走市では運輸安全委員会が事故原因究明のため「Kazu 1」の船体の調査を実施した。
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