EU加盟国、ガス需要削減で政治的合意

欧州連合(EU)加盟国のエネルギー担当相はブリュッセルで26日に開かれた臨時会合で、今後数か月にわたってEUでガス需要を削減することについて政治的合意に達した。ロシア産ガスの供給が停止した場合の影響を軽減することが目的。
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EU加盟国は、2022年8月1日から2023年3月31日までガス需要を過去5年間の平均使用量と比べて15%削減することで合意した。なお、EU加盟国はガスの需要を減らすための手段を独自に選択することができる。EU理事会のサイトで発表された。
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EUの削減計画は、特定国のための例外も規定している。
理事会の決定によると、他の加盟国のガスネットワークに接続していない加盟国は、パイプラインで輸送されているガスを他の加盟国のために大量放出することができないため、ガス削減義務を免除される。電力ネットワークが欧州の電力システムと同期しておらず、発電のためにガスに大きく依存している加盟国も、電力供給危機のリスクを回避するため、削減義務を免除されている。
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