国連の国際情報安全保障分野でワーキンググループの会議に参加したロシアのチャジロワ外交官はビザの発給停止措置を批判した。先に米国はロシア外務省国際情報安全保障部のアンドレイ・クルツキフ部長に対し、ビザを発給しなかった。部長は25日からニューヨークの国連本部で始まる会議で、ロシア側の代表を務める予定だった。
チャジロワ外交官は、効果的な開催の観点から、交渉プロセスには参加国が完全に出席することが必要不可欠とし、国連機関の受け入れに関する義務を米国とスイスが履行していないとして批判した。国連の情報安全保障に関する会議はスイスでも開催されている。
チャジロワ外交官は演説の中で、故意にビザを発給しないことで国連の会議から参加国を追放する手口は「断固として受け入れがたい」と非難した。
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