南クリル諸島の元島民が洋上慰霊

ロシアの南クリル諸島(日本では北方領土)の元島民による「千島歯舞諸島居住者連盟」と北海道の共同で、27日に洋上慰霊が実施された。海上での式典は今回で3回目となる。
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産経新聞の報道によれば、船舶「えとぴりか号」で行われる洋上慰霊は、7月23日から8月10日の日程で実施される。根室港発着のハボマイ諸島コースが4回、クナシル島コースが6回予定されており、合計で約330人が参加する。
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ロシアがウクライナで特別作戦を行っていることから、元島民らによる北方交流が見送られ、洋上からの慰霊が行われている。
3回目となった27日のハボマイ諸島の洋上慰霊には、元島民ら29人が参加し、船上デッキに設置された献花台で献花が行われた。元島民からは、元気であったら次も参加したとの郷愁の思いが語られた。
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