イスタンブールに穀物輸出調整センターが正式に開設

トルコのフルシ・アカル国防相は、イスタンブールに穀物調整センターが開設されたと発表した。
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同センターは、トルコ国防大学の領内で設置され、トルコとウクライナ、ロシアの代表とともに、国連の外交官が勤務する。
アカル国防相は、センターのスタッフに対し、農産物の購入が必要な国に2500万トンのウクライナ産穀物を確実に供給することが重要と強調した。通信社「スプートニク」の特派員もこの場に居合わせ、イスタンブールで調整センターが正式に運営を開始したと伝えている。
飢餓対策にロシアはどれだけ穀物輸出できるか
トルコ・イスタンブールで22日、ロシア、トルコ、ウクライナ、国連が、ロシアの輸出制限を解除し、ロシアによるウクライナ産穀物の輸出を可能にする協定に署名した。この協定は、オデッサなど3港から黒海経由でウクライナ産穀物、食料、肥料を輸出するというもの。
これに先立ち、国連事務総長は、ロシアおよびウクライナからの農産物輸出を抜きに食糧危機の解決は図ることができないと明言している。
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