雪印メグミルクでは希望小売価格でおよそ3%から14%の引き上げとなる。対象となるのは、家庭用のマーガリンやチーズ、それに育児用の粉ミルクなど、合わせて25の商品。オセアニアでは干ばつの影響で生乳の生産量が減少し、パーム油なども減産の懸念が出ているほか、世界的な需要の拡大で価格が高騰していることが理由。雪印メグミルクで家庭用チーズの一部商品の値上げは4月以来、2回目。
値上げはタイヤメーカーでも続いている。最大手のブリヂストンは、乗用車向けの夏用や冬用タイヤなど、ほとんどの商品で9月から販売店などへの出荷価格を3%から8%引き上げる。会社では4月にも値上げを行っており、出荷価格を1年間に2回引き上げるのは2008年以来14年ぶり。
住友ゴム工業も9月から、横浜ゴムと日本ミシュランタイヤは10月から、今年2度目の値上げを行う。値上げ幅は最大で8%となる見通し。さらにトーヨータイヤは1月に続き2023年1月から最大で10%値上げするとしている。原油価格が高止まりし、生産にかかるエネルギー価格も上昇していることが値上げの理由。
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