米空母「ロナルド・レーガン」、台湾緊張を背景に南シナ海に戻る

米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」とその打撃群がシンガポールへの寄港を終えた後、南シナ海に入った。台湾をめぐる米中間の緊張の高まりや近く予定されているペロシ米下院議長の訪台などを背景に中国をけん制する意図があるとみられる。28日、ロイター通信が伝えている。
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ロイター通信によると、米海軍第7艦隊は空母打撃群が25日までのシンガポールへの寄港を終え、その後南シナ海へ戻ったことを認めた。同艦隊は「『ロナルド・レーガン』は自由で開かれたインド太平洋地域を支持するためのパトロールの範囲内で、通常の予定されていた行動をとっている」としている。
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一方、中国外務省は今回の米国側の動きを「力の誇示」とみなしており、「誰が最も南シナ海やアジア地域の平和と安定にとって脅威をもたらしているか明らかになるだろう」として反発した。
米海軍第7艦隊は7月13日、米海軍「ロナルド・レーガン」空母打撃群が南シナ海で活動し、海上での安全保障上の任務を遂行していると発表していた。
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