がん細胞は、細胞周期が制御不能になるほど活性化することが特徴。そこで、北京大学理学部の研究者らが、がん細胞を抑制できる素材を探したところ、シロイヌナズナとイネの「RDR1タンパク質」がその役割を果たしていることが分かった。
研究者らがこのタンパク質を分子レベルで分析したところ、非がん細胞には影響を与えないことが分かった。また、このタンパク質は、マウスを使った実験で様々な進行性の腫瘍や白血病に有効であることが確認されたという。
スプートニクは以前、国際研究チームが、腫瘍に薬剤を送り込める人工の微小管(細胞内にある管状の構造)を開発した研究について報じた。
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