現在の経済と市場の動向に基づき、中国経済が下半期に予想通り回復すると仮定した場合、2022年の世界の石炭需要は0.7%増の80億トンになる見通し。IEAこれは2013年に記録した過去最高に匹敵する。IEAは、今後さらに増加すると予測している。
IEAによると、2021年の世界の石炭消費量は、新型コロナウイルスのパンデミックによるショックから世界経済が回復する中で約6%増加した。
また今年は欧州連合(EU)の石炭消費量も7%増加する見通し。なお昨年は14%増だった。IEAは、供給不足に陥り、非常に高価なガスの代わりに石炭の使用料が増え続けている電力部門の需要が原因だと指摘している。