シーメンス社製タービン カナダからドイツへの発送は契約を遵守していない=ガスプロム

露国営企業「ガスプロム」のヴィタリー・マルケロフ副代表は、ガスパイプライン「ノードストリーム」用の独シーメンス社製のタービンを、カナダからロシアではなくドイツに送ることは契約条件を満たしていないと述べた。
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テレビ局「ロシア24」の放送で、マルケロフ氏は「カナダからドイツへのガスタービンエンジンの供給は、契約条件を満たしていないこと注意喚起しなければならない」と話した。
マルケロフ氏は、同社は現在、EU(欧州連合)の制裁の影響を評価し、EU各国にあるエンジンのブロックと差し押さえに関連し、起こりうるリスクを考慮しなければならないと付け加えた。また同氏は、契約上の仕入先は、英国の「Industrial Turbine Company Limited」であり、これには英国法の要件が適用され、現在「ガスプロム」は英国が科す制裁制限を評価しなければならないと明らかにした。
シーメンスは「ノルドストリーム」の不具合エンジンを修理していない ガスプロム
マルケロフ氏は、「さらに、カナダ政府から提出された許可証は、現在の契約条件を考慮しておらず、当社と契約関係にないカナダの『Siemens Energy Canada Limited』に対して発行されたものであることを改めて注意喚起する」とも述べた。
先に、「ガスプロム」はシーメンス社製のタービンについて追加でさらに1基の運転を停止すると決定した。27日より、1日当たりの稼働能力は最大3300万立方メートルとなった。
ロシア側は6月中旬、「ノードストリーム1」疎通じた欧州に供給する天然ガスの量を40%にまで削減したほか、定期点検を理由に7月11日から21日にかけて稼働を完全に停止させた。ガスプロム社は、カナダ政府が制裁により修理を終えたガスタービンの返却を拒否したことなどを原因としている。
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