研究チームは、中国の広東省、福建省、広西チワン族自治区、海南省在住の30歳から 79歳までの5000人以上の住民のデータを分析した。研究者らは、被験者の肝臓の変化を観察し、食事、睡眠、不健康な生活習慣、運動量なども調査した。
その結果、睡眠の質が悪いと、肝臓疾患の中で最も多い脂肪肝になる確率が高くなることが分かった。しかし、睡眠をしっかりとっている被験者は、脂肪肝を発症するリスクが、睡眠の質が悪い人よりも29%低かった。座りがちなライフスタイルでも睡眠の質が高い被験者は、脂肪肝と診断される確率が36%低くなることが分かった。
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